ごあいさつ
2024年5月29日
公益信託高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」運営委員長
堀見 忠司
 世界中が大きな変化に見舞われている昨今ですが、皆様、益々のご健勝のこととお慶び申し上げます。さて、我らの高知県における公益信託高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」は、毎年、沢山の助成を行っており、多くの方々のお役に立ち、大きな社会貢献がなされていますものと確信しています。
 この公益信託高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」は、今から38年前の1986(昭和61)年4月から1987(昭和62)年7月まで、高知新聞の連載『生命は守られているか』への読者の反響をきっかけに、高知県民から集まった寄附をもとに、高知県の地域社会における医療事業・研究に取り組む人達に援助の手を差し伸べ、医療振興を図る諸活動の奨励や助成を行い、もって医学・医療の進歩と福祉向上に寄与することを目的に、他県に類を見ない「生命(いのち)の基金」として1989年(平成元年)8月31日に、主務官庁である厚生労働省の許可を得て、株式会社高知新聞社を委託者として設立しました。
 当基金は、設立から約35年が経過しましたが、基金の趣旨にご賛同いただいた皆様から毎年多くのご寄附をいただき、その寄附金をもって色々な分野に助成事業を行っております。なお、寄附金の累計金額は、2024(令和6)年3月31日現在、6億9,092万円となっています。
 助成対象者は、高知県内で難病や障害と闘う人々や支援者のみならず、色々な医療関係機関や教育関係、専門学校、福祉事業等を行う団体などが対象です。また助成金は、1件あたり100万円、年間の助成金総額は従来の1,000万円から、2023(令和5)年度より2,000万円を上限に改定することといたしました。これまでの助成総件数は、383件、合計2億4,798万円が助成されてきました。ちなみに2023年度の「生命(いのち)の基金」助成金申請数は、団体助成15件、研究助成30件の合計45件、総額3,356万円の過去最高でしたが、この申請に対し、団体助成12件、研究助成16件の28件の合計1,616万円が助成金として給付されました。
 「生命(いのち)の基金」の助成先決定は、翌年1月に開催する諮問委員会そして2月に開催する運営委員会で決定し、助成金は3月下旬に交付されます。
 また、2022(令和4)年度からは、複数年度にわたる研究・活動が多い現状を鑑み、助成対象期間を2年間に変更しました。詳しくは募集要項をご確認ください。
 当基金では、これまでご寄附をいただいた方々のご厚意に対して、あらためて、深甚なる感謝の気持ちを表すためにも、助成事業の実績報告書ご提出いただくとともに、2021(令和3)年度から優秀な研究・活動については、成果発表の場を設けました。加えて当基金から助成を受け発表された研究成果や購入・作成された機材・冊子・印刷物等に、『公益信託 高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」(英語表記の場合:Charitable trust " Fund of Life (Inochi)" - The Kochi Shimbun and Kochi Broadcasting)の助成金を受けた。』旨を必ず付記し、御寄附を頂きました方々へ、当基金の助成記念を残していただきますよう、くれぐれもお願い申し上げます。
 以上、「生命(いのち)の基金」設立の経緯や目的などをお汲み取りいただき、積極的なご応募を期待しております。 ご応募いただいた中から有意義な助成事業を続けることを通して、今後の高知県の医療事業に貢献できるように、当基金を一層活用させていただきたいと考えております。
ごあいさつ