ごあいさつ
2021年5月18日
公益信託高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」運営委員長
堀見 忠司
 公益信託高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」は、今から35年前の1986(昭和61)年4月から1987(昭和62)年7月までの、高知新聞の連載「生命は守られているか」への読者の反響をきっかけに、高知県民から集まった寄付をもとに、高知県の地域社会における医療事業に取り組む人達に援助の手を差し伸べ、医療振興を図る諸活動の奨励や助成を行い、もってわが国の医療の進歩と福祉向上に寄与することを目的として発足し、他県に類を見ない「生命(いのち)の基金」として1989年(平成元年)8月31日に、設立されました。本基金の主務官庁は、厚生労働省であり、当初の信託財産は、5,000万円でした。委託者は株式会社 高知新聞社で、受託者は三菱UFJ信託銀行株式会社です。
 設立以来、毎年助成事業を行っていますが、基金の趣旨にご賛同いただいた皆様から毎年多くのご寄付をいただいており、令和3年3月31日現在で、5億73百万円に増加しています。
 助成対象者や団体は、高知県内の大学・専門学校、研究所、病院等所属の研究者や機関さらに高知県内で助成対象事業や福祉等を行う団体を対象としています。これまで2年以上の連続は不可としていましたが、研究によっては長期にわたる内容もあり、3年連続の助成へ改正しました。また助成対象事業として、一般的な種々の医療関係事業や信託目的に沿った事業に対して、公益信託高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」募集要項に基づいて募集しており、助成金は、1件当たり原則として100万円が上限であり、年間総額は1,000万円を上限として、件数や資金使途等により助成金額を決定しています。また本基金は、多数の方の応募がございますので、個人利益のための応募はご遠慮願っています。
 募集期間は、毎年7月1日から10月末日までとし、その頃の高知新聞に募集が告知され、助成者は翌年1月に開催される諮問委員会そして2月に開催される運営委員会で決定され、3月下旬に助成されます。
 ちなみに2020年度の「いのちの基金」助成金申請は、団体助成は5件、研究助成が29件の合計34件で、総額2,350万でしたが、22件の申請者に合計1,000万円の助成金給付が決定されました。
 また、当基金では、これまでご寄付をいただいた方々のご厚意に対して、あらためて、深甚なる感謝の気持ちを表すためにも、助成事業の実績報告書をいただいています。また当基金を使用されて発表された研究成果や購入・作成された機材・冊子・印刷物等に『公益信託 高知新聞・高知放送「生命(いのち)の基金」の助成金を受けた。』旨を必ず付記し、本基金の記念を残していただきますようお願い申し上げます。
 以上、基金設立の経緯や目的などをお汲み取りいただき、積極的なご応募を期待しております。
ご応募いただいた中から有意義な助成事業を続けることを通して、今後の高知県の医療事業に貢献できるように本基金を一層活用させていきたいと考えております。
ごあいさつ